その決算書は、支店で止まるのか。上に上がるのか。
融資の申込を最初に見立て、審査に上げる書類にまとめる「初審」。
地域金融機関で11年、その役割を担ってきた融資コンサルタントです。
コンサルタント略歴
融資の申込を受けて最初に目を通し、決算書と試算表から「この会社に貸せるのか」を見立て、審査に上げる書類にまとめる。金融機関の中でこの役割を「初審」と呼びます。ここでの組み立てを誤れば、案件は上に行く前に止まります。地域金融機関で11年、自分で案件を掘り起こす営業をしながら、その初審も担ってきた融資コンサルタントです。
担当してきたのは、売上高1千万円から30億円までの中小企業です。建設、土木やコンクリートを扱う製造、飲食。業種は一つに偏っていません。同じ赤字でも、業種が違えば金融機関の受け取り方は変わります。決算書のどこで手が止まるかも変わります。
取引先は、同じ営業エリアの会社ばかりです。一度融資を出したら終わりではなく、翌期の決算、次の設備投資と、同じ会社の数字を何年も追い続けることになります。その間に複数の拠点を経験し、支店長代理も務めました。担当者が決算書のどの変化を見て「様子が変わった」と受け取るのか。どの案件が、どんな理由で支店の中で止まるのか。受け取る側の判断を、間近で見てきています。
創業融資の支援にも携わってきました。実績のない会社が、これから始める事業の数字だけで資金を引く領域です。過去の決算書という材料がない分、計画の根拠づけが重く見られます。
資料づくりは、受け取る側の目線で組み立てます。Excelは関数だけでなくマクロやピボットテーブルまで使い、事業計画書、収支計画、資金繰り表をまとめて組み上げます。どの数字がどこと合っていないと差し戻されるのか。その差し戻しを出していた側だからこそ、最初からその形で書けます。
「初審の見立て」「11年の法人融資」「差し戻す側にいた資料の作り方」。この3つを併せ持つ融資コンサルタントとして、決算書を前に「これで通るのだろうか」と一人で考え込む時間を、経営者から引き取ります。
コンサルタント得意領域
- 審査で見られる論点を先回りした申込書類の組み立て
決算書のどこを補足し、何を先に説明しておくべきかを設計します。口頭で伝えたつもりのことも、書類に落ちていなければ審査には届きません。「銀行に何をどこまで話せばいいのか分からない」まま面談に向かう状態から抜け出せます。 - 実績ゼロから組み立てる創業融資
これから始める事業の融資は、過去の数字がない分、計画の根拠が重く見られます。創業融資を専門に扱ってきた経験から、根拠を説明できる売上計画と、返済が回ることを示す資金繰りをセットで組みます。 - 業種によって変わる「引っかかる場所」の先回り
売上をいつ立てるか、在庫がどう残るか、現金商売の入出金がどう見えるか。金融機関が引っかかる場所は業種ごとに違います。複数の業種を並行して担当してきた経験から、自社の決算書がどう誤解されやすいかを、面談の前に潰します。 - 借りる前に動くための資金繰り表
資金が足りなくなってから動くと、交渉できる余地は小さくなります。いつ、いくら、どの理由で必要になるかを先に表にしておくことで、「急ぎの相談」を「計画的な相談」に変えられます。
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