【プロが比較】個人事業主におすすめ「ネット銀行」4社を厳選

おすすめのネット銀行個人事業主口座をプロが徹底比較

先に、個人事業主おすすめネット銀行を教えて!

こんな忙しい経営者の方は、資金調達・財務コンサルが本業の”筆者厳選”の下記「おすすめのネット銀行個人事業主口座4社の比較表」をご覧ください。結論、ネット銀行の個人事業主口座は下記4社のいづれかを押さえておけば間違いありません。

この4社の中でも、筆者が特にオススメするのはです。

個人事業におすすめのネット銀行の比較表
※比較表は横にスライドできます>>

スクロールできます
銀行名\ おすすめ「No.1」/
PayPay銀行

PayPay銀行


楽天銀行



住信SBIネット銀行

※個人口座の開設
おすすめ度
(5.0 / 5.0)
(3.5 / 5.0)
(2.0 / 5.0)
(1.0 / 5.0)
ネットバンキング
月額利用料
無料 無料無料無料
振込
手数料
同行宛
無料
他銀行宛 
145円
同行宛
55円
他銀行宛 
160円
同行宛
52円
他銀行宛 
3万円未満:150円
3万円以上:229円
同行宛
無料
他銀行宛 
77円
※個人口座
口座開設
最短日数
最短翌日最短即日最短2~3週間翌日以降
3営業日程度
屋号設定OK OKOKNG
携帯電話で
口座開設
ネットで完結ネットで完結郵送ネットで完結
※個人口座
スマホアプリありありありあり
※個人口座
提出書類
の種類(最低限)
3種類
・本人確認資料
・個人事業開業届出書
・事業内容確認書類
2種類
・本人確認資料
・個人事業開業届出書
3種類
・本人確認書類
・個人事業の開業届
・確定申告書
・マイナンバーカード
※個人口座
デビットカード発行 発行可
(Visa_logp)
 発行可
(Visa_logp)
 発行可
(jcb_log)
Pay-easy対応
(税金/社保支払い)
対応対応対応対応
口座自動振替
(税金/社保支払い)
対応非対応非対応非対応
対応ATMセブン銀行ATM / イオン銀行ATM / ゆうちょ銀行ATM などセブン銀行 / イオン銀行 / ローソン銀行 などみずほ銀行ATM / イオン銀行ATM / セブン銀行ATM などセブン銀行ATM / ローソン銀行ATM など
ATM手数料
(入出金)
110円3万円未満:165~330円
3万円以上:無料
220円〜275円 –
資金調達サービス概要なしビジネスローン
最大1,000万円
金利/1.8%~13.8%
楽天銀行ビジネスローン
100~1億円
金利/不明
なし
公式HP公式サイト>公式サイト>公式サイト>

<解説記事はココから>————-
本記事は、一部にPRを含みます。
比較表の根拠 >
口コミ投稿したい方 >

個人事業主向けのネット銀行はたくさんあるため、銀行選びに迷う方は非常に多いものです。一方で、本業で口座開設のご支援をしてきた筆者の経験上、下記の主要ネット銀行4社のいづれかを押さえておけば間違いありません。

筆者がおすすめする
「個人事業主向けネット銀行」

上記4つの中でも、筆者が1番おすすめするネット銀行は 「」 です。

なぜなら「手続きはオンライン完結(最短10分)」、「最短翌日に開設」、「各種手数料は最安クラス」、「携帯電話で開設OK」「屋号付き口座も対応」と、個人事業主にとってデメリットが見当たらないからです。

そのため、特段こだわりがなければ下記サイトにアクセスして「GMOあおぞらネット銀行」だけでも口座開設しておくことがオススメです。(登録は10分ほどで完了します)

イチオシの「個人事業主」口座

\オンライン完結で開設!!/

特徴やメリット

  • 口座開設はネットで完結
    開設作業は最短10分で完了
    ※開設は【簡単3ステップのみ】
  • 「屋号付き」の口座が作れる
  • 携帯電話でも開設OK
  • 提出書類は3つ!最短翌日で開設
  • 各種手数料「最安クラス

\ ネット完結!最短10分で完了!/

安心・安全のGMOグループが運営!

筆者は「中小企業の融資代行プロ」「御社の”社外CFO”」という財務の支援・銀行取引の支援サービスで、これまで多くの個人事業主の口座開設や資金調達をご支援してきました。

記事の筆者
「岡島光太郎」の写真

著者プロフィール

これまでの支援実績
創業前後の法人売上300億の法人
1人法人〜個人事業主
調達額「200万円」〜「9.5億円」
多業界の資金調達 / 財務コンサル実績

本記事では筆者の経験をもとに、どのネット銀行を選ぶべきか迷っている個人事業主の方が「自分に合う銀行口座はコレだ!」と判断できる情報を提供していきます。ぜひ、最後までご覧ください。

目次

【4つ厳選】筆者がおすすめする、ネット銀行「個人事業主口座」

ネット銀行でおすすめの「個人事業主口座」は以下の4つです。

おすすめのネット銀行の個人事業主口座比較マップ-1

この中でも筆者が特におすすめするのは「手続きはオンライン完結(最短10分)」、「各種手数料は最安クラス」、「携帯電話で開設OK」「屋号付き口座も対応」している」 です。

ネット銀行選びでは、「振込手数料」や「口座開設の手間」、税金や社会保険の支払いで活躍する「Pay-easyや口座自動振替への対応」で比較することが重要です。

以下は、おすすめのネット銀行の比較表です。

個人事業におすすめのネット銀行の比較表
※比較表は、横にスライドできます>>

スクロールできます
銀行名\ おすすめ「No.1」/
PayPay銀行

PayPay銀行


楽天銀行



住信SBIネット銀行

※個人口座の開設
おすすめ度
(5.0 / 5.0)
(3.5 / 5.0)
(2.0 / 5.0)
(1.0 / 5.0)
ネットバンキング
月額利用料
無料 無料無料無料
振込
手数料
同行宛
無料
他銀行宛 
145円
同行宛
55円
他銀行宛 
160円
同行宛
52円
他銀行宛 
3万円未満:150円
3万円以上:229円
同行宛
無料
他銀行宛 
77円
※個人口座
口座開設
最短日数
最短翌日最短即日最短2~3週間翌日以降
3営業日程度
屋号設定OK OKOKNG
携帯電話で
口座開設
ネットで完結ネットで完結郵送ネットで完結
※個人口座
スマホアプリありありありあり
※個人口座
提出書類
の種類(最低限)
3種類
・本人確認資料
・個人事業開業届出書
・事業内容確認書類
2種類
・本人確認資料
・個人事業開業届出書
3種類
・本人確認書類
・個人事業の開業届
・確定申告書
・マイナンバーカード
※個人口座
デビットカード発行 発行可
(Visa_logp)
 発行可
(Visa_logp)
 発行可
(jcb_log)
Pay-easy対応
(税金/社保支払い)
対応対応対応対応
口座自動振替
(税金/社保支払い)
対応非対応非対応非対応
対応ATMセブン銀行ATM / イオン銀行ATM / ゆうちょ銀行ATM などセブン銀行 / イオン銀行 / ローソン銀行 などみずほ銀行ATM / イオン銀行ATM / セブン銀行ATM などセブン銀行ATM / ローソン銀行ATM など
ATM手数料
(入出金)
110円3万円未満:165~330円
3万円以上:無料
220円〜275円 –
資金調達サービス概要なしビジネスローン
最大1,000万円
金利/1.8%~13.8%
楽天銀行ビジネスローン
100~1億円
金利/不明
なし
公式HP公式サイト>公式サイト>公式サイト>

それぞれのネット銀行について詳しく解説しますので、自分に合った銀行選びの参考にしてください。

なお、もしあなたが個人事業主でなく、法人の経営者であれば筆者がおすすめするネット銀行の法人口座を比較した記事」が参考になるはずです。以下から必ずチェックしてみましょう。

おすすめ1. GMOあおぞらネット銀行

GMOあおぞらネット銀行 個人事業主口座
総合評価
( 5 )
メリット
  • 各種手数料が圧倒的に安い
  • 最短翌日で口座開設が可能
  • 「屋号付き口座」に対応
  • 開設の必要書類は極小!開設ラクラク
  • 携帯電話でも開設OK
  • 大手「GMO」「あおぞら銀行」で安心
  • 管理画面・スマホアプリが使いやすい
  • Pay-easyで税金・社保の支払い可
  • 口座自動振替で税金・社保の支払い可
デメリット
  • 特になし

金融庁 銀行免許番号
関東財務局長(登金)第665号

▼GMOあおぞらネット銀行の詳細

項目内容
ネットバンキング
月額利用料
無料
最安 振込手数料同行宛 0円(無料)
他銀行宛 145円
屋号設定
口座開設最短日数最短翌日
口座開設の手間ネットで完結
携帯電話で口座開設
スマホアプリ
提出書類の種類
(最低限)
【以下の3種類】
1.本人確認資料いずれか1点) 
運転免許証、マイナンバーカード、在留カード、特別永住者証明書
2.事業実態確認資料いずれか1点
開業届、各種許認可証(公的機関発行)、確定申告書
3.事業内容確認書類いずれか1点
ホームページURL、請求書・発注書・受注書・納品書、締結済みの各種契約書、会社案内・パンフレット/チラシ、提案書、事業計画書 など
デビットカード発行(Visa_logp)
Pay-easy対応
(税金/社会保険の支払い)
唯一 口座自動振替
(税金/社会保険の支払い
対応ATMセブン銀行ATM、イオン銀行ATM、ゆうちょ銀行ATM など
最安 ATM手数料110円
公式HP

は、「振込手数料」が圧倒的に安くなる、高機能なネット銀行です。

振込手数料は「業界最安水準」であり、同じGMOあおぞらネット銀行宛てなら「何度でも無料」です。また他銀行宛ての手数料も、個人事業主向けの口座の中では最安値の145円となっているため、少しでもコストをを抑えたい個人事業主にとっては大きな魅力であるといえます。

また、「屋号付き口座」を開設できるため、屋号・事業名で取引をすることが可能となり、取引先からの信頼も得やすくなります。

さらに、会計ソフトとの連携機能が充実しているのもポイントです。「freee」「マネーフォワード」「弥生」など主要な会計ソフトともスムーズに連携できるため、日々の収支管理が楽になるだけでなく、確定申告時のデータ整理の手間も軽減されます。

コストを抑えつつ、効率的に資金管理をしたい個人事業主にとって、頼れるネット銀行といえるでしょう。

なお、「GMOあおぞらネット銀行の個人事業主口座の口コミ・評判」を詳しく知りたい方は、以下の記事が参考になります。ぜひ、あわせてご覧ください。

なお、2024年の商工リサーチの調査では、GMOあおぞらネット銀行がメインバンクとして選ばれる割合の増加率で1位を獲得しています。そのため、特にこだわりがなければ下記サイトにアクセスして、口座開設しておくことがオススメです。(登録は10分ほどで完了します)

イチオシの「個人事業主」口座

\オンライン完結で開設!!/

特徴やメリット

  • 口座開設はネットで完結
    開設作業は最短10分で完了
    ※開設は【簡単3ステップのみ】
  • 「屋号付き」の口座が作れる
  • 携帯電話でも開設OK
  • 提出書類は3つ!最短翌日で開設
  • 各種手数料「最安クラス

\ ネット完結!最短10分で完了!/

安心・安全のGMOグループが運営!

おすすめ2. PayPay銀行

PayPay銀行 個人事業主口座
総合評価
( 3.5 )
メリット
  • 最短即日で口座開設が可能(※設立半年以上経過している場合)
  • 携帯電話で口座開設OK
  • Pay-easyで税金・社保の支払いに対応
  • ネットバンク・スマホアプリが使いやすい
  • 「屋号付き口座」に対応
  • ビジネスローン商品あり
デメリット
  • 各種手数料は少し高い
  • 口座振替で税金・社保支払い非対応

金融庁 銀行免許番号
関東財務局長(登金)第624号

▼PayPay銀行の詳細

項目内容
ネットバンキング月額利用料無料
振込手数料同行宛 55円
他銀行宛 160円
屋号設定
口座開設最短日数最短即日
口座開設の手間オンライン完結
携帯電話で口座開設
スマホアプリ
提出書類の種類(最低限)【以下の2種類が最低限必要】
1.本人確認資料(いずれか1点)
運転免許証、マイナンバーカード、確定申告書
2.事業実態確認資料(いずれか1点)
開業届、各種営業許可証(公的機関発行のもの)、確定申告書
デビットカード発行(Visa_logp)
Pay-easy対応(税金/社会保険)
口座自動振替(税金/社会保険)×
対応ATMセブン銀行ATM、イオン銀行ATM、ローソン銀行ATM など
ATM手数料3万円未満:165円
3万円以上:無料
公式HPhttps://www.paypay-bank.co.jp/business/index.html

PayPay銀行は、口座開設がネットで完結し、最短即日で口座が開設できるネット銀行です。事業用の「屋号付き口座」にも対応しているため、個人の資金と分けて管理しやすいのもポイントです。

振込手数料は少し高いものの、アプリの使い勝手も悪くないため、初心者でも比較的使いやすいネット銀行です。スマホ一つで効率的に資金管理をしたい個人事業主にとって、頼れるネット銀行といえるでしょう。

PayPay銀行はコチラ>

おすすめ3. 楽天銀行

楽天銀行 個人事業主口座
総合評価
( 2 )
メリット
  • 「屋号付き口座」に対応
  • Pay-easyで税金・社保の支払いに対応
  • バーチャルオフィスでも開設可能(ただし、追加資料の提出が必要)
デメリット
  • 口座開設は郵送が必須
  • 開設スピード2~3週間
  • 各種手数料が少し高い
  • 口座振替で税金・社保の支払い非対応

金融庁 銀行免許番号
関東財務局長(登金)第609号

▼楽天銀行の詳細

項目内容
ネットバンキング月額利用料無料
振込手数料同行宛 52円
他銀行宛
3万円未満:150円
3万円以上:229円
屋号設定
口座開設最短日数最短でも2~3週間
※個人口座を持っていない場合は、さらに1週間ほど
口座開設の手間郵送が必須
携帯電話で口座開設
スマホアプリ
提出書類の種類(最低限)1.本人確認書類
2.個人事業の開業届
3.確定申告書
デビットカード発行(jcb_log)
Pay-easy対応(税金/社会保険)
口座自動振替(税金/社会保険)×
対応ATMみずほ銀行ATM、イオン銀行ATM、セブン銀行ATM など
ATM手数料220円〜275円
公式HPhttps://www.rakuten-bank.co.jp/smallbusiness/

楽天銀行は、楽天市場を活用したビジネスを展開している個人事業主には、特に便利なネット銀行です。

なお、口座開設には少し手間と時間がかかります。書類の提出は郵送が必要であるため最短でも2週間ほどかかります。また、楽天銀行の個人口座をお持ちでない方は、さらに最短でも1週間の時間がかかります。

すぐに個人事業主の口座を開設したい方は「」「PayPay銀行」などの、すぐに個人事業主の口座開設ができる銀行口座を選ぶ方が良いでしょう。

楽天銀行は、楽天経済圏を活用しつつ、事業資金を無駄なく管理したい方にとっておすすめのネット銀行といえるでしょう。

楽天銀行はコチラ>

おすすめ4. 住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行 個人事業主口座
総合評価
( 1 )
メリット
  • 各種手数料が圧倒的に安い
  • 大手SBIの安心感
  • 携帯電話でも開設OK
  • ネットバンク・スマホアプリが使いやすい
  • 最短翌営業日に口座開設が可能
デメリット
  • 個人口座のみ対応
  • 屋号付き口座に対応していない
  • 口座振替での税金・社保支払いに非対応

金融庁 銀行免許番号
関東財務局長(登金)第636号

▼住信SBIネット銀行の詳細

項目内容
ネットバンキング月額利用料無料
振込手数料同行宛 無料
他銀行宛 77円
※個人口座
屋号設定の可否×
口座開設最短日数翌日以降(3営業日程度)
口座開設の手間ネットで完結
携帯電話での口座開設
スマホアプリ
提出書類の種類(最低限)本人確認書類
デビットカード発行×
Pay-easy対応(税金/社会保険)
口座自動振替(税金/社会保険)×
対応ATMセブン銀行ATM、ローソン銀行ATM など
ATM手数料
公式HPhttps://www.netbk.co.jp/contents/

住信SBIネット銀行は、三井住友信託銀行とSBIホールディングスが共同出資して設立されたネット銀行です。

ネームバリューもあり、安定した企業が運営しているネット銀行ですが、残念ながら「個人事業主口座」のサービスが存在しないため、活用するのであれば個人口座を使うことになります。

そのため、屋号付き口座の開設もできません。

ただし、アプリの使い勝手も良く、入出金の確認や請求書の支払いなどもスマホからスムーズに行えます。さらに、会計ソフトとの連携が充実していますので、プライベート口座と区別して事業専用で新たに開設するなら活用余地はあると考えます。

これまでご紹介してきた「」「PayPay銀行」「楽天銀行」の審査に落ちてしまった場合は、住信SBIネット銀行の口座の活用を選択肢に入れても良いでしょう。

住信SBIネット銀行はコチラ>

ネット銀行「個人事業主口座」の選び方5つのポイント

個人事業主がネット銀行を選ぶ際のポイントは、主に以下の5つがあります。

ネット銀行「個人事業主口座」選びのポイント
  • ポイント1. 振込手数料の安さ 
  • ポイント2. 屋号付きの口座開設
  • ポイント3. ネットバンキング・アプリの使いやすさ 
  • ポイント4. 会計ソフトとの連携 
  • ポイント5. 税金・社会保険の支払い対応 

それぞれのポイントについて詳しく解説します。

ポイント1. 振込手数料の安さ

振込手数料は、ネット銀行を選ぶ際の1番重要なポイントです。特に、取引先への支払いが多い業種では、振込手数料の負担が積み重なり、コストが大きく膨らむ原因にもなるのです。

そのため、できるだけ振込手数料を安く抑えられるネット銀行を選ぶことは欠かせません。主なネット銀行の振込手数料を以下の表にまとめているので、参考にしてください。

◆ネット銀行「個人事業主口座」の振込手数料の比較

銀行名手数料
最安 同行宛 0円(無料)
他銀行宛 145円
PayPay銀行同行宛 55円
他銀行宛 160円
楽天銀行同行宛 52円
他銀行宛
3万円未満:150円
3万円以上:229円

振込・支払いが発生するビジネスをしている個人事業主であれば、振込手数料がなるべく安く抑えられるネット銀行を活用することが鉄則です。振込1件1件は少額でも、年間で見ると大きなコストの差になってあらわれます。

振込手数料は1円でも安くすることで、結果、事業の大幅なコストカットをすることが可能になります。

ポイント2. 屋号付きの口座開設

個人事業主の銀行口座は、屋号付きにできる口座」がおすすめです。

屋号付きの銀行口座は、取引先からの信頼を得やすくなります。請求書や領収書に屋号入りの口座情報を記載できるため、ビジネスの信用度を高めるうえでも役立ちます。

ご紹介した4つのネット銀行の中で、屋号付きで口座が開設できる銀行は以下3つです。

「屋号付き口座」の開設ができるネット銀行

上記3つであれば、銀行口座の名義に屋号を登録し、ビジネス口座として利用することが可能です。プライベートの口座と明確に分けることで、資金の流れが整理しやすくなり、経理作業の負担を減らすことにもつながります。

取引の信頼性を高めながら、資金管理をスムーズにしたい方にとって、屋号付き口座は大きなメリットがあるといえるでしょう。

ポイント3. ネットバンキング・アプリの使いやすさ

ネット銀行を選ぶ際は、ネットバンキング・アプリの使いやすさも重要なポイントです。

ネットバンキングの管理画面は毎日使うこともあるため、使い勝手が悪いとストレスも溜まってしまいます特に個人事業主の場合、支払い・入金の管理をすべて自分で行うことになるため、直感的に操作できることが求められます

入出金履歴の確認がスムーズにできるか、振込操作が簡単か、明細のダウンロード機能が備わっているかなど、日々の業務に直結する使いやすさは見逃せません。

また、スマートアプリの操作のしやすさも大切です。外出先からでも「すぐに口座残高を確認したり」、「振込手続きができたり」すれば、業務の効率も向上します。

便利なこと、機能が豊富なことは当たり前ですが、「使いやすさ」「画面のシンプルさ」も必ず確認することを強くおすすめします。なお、筆者が実際に使った感覚だと」や「PayPay銀行」は、ネットバンキング・アプリともに操作性が高く、直感的に操作できるのでおすすめです。

ポイント4. 会計ソフトとの連携

ネット銀行を選ぶのであれば、会計ソフトと連携できるものを選びましょう。


個人事業主は、確定申告や帳簿管理を自分で実施する必要があるため、できるだけ手間を減らしたいものです。銀行口座と会計ソフトを連携させれば、取引データが自動で取り込まれ、経理作業の負担を大幅に軽減できます。

今回ご紹介をした以下4つのネット銀行は、すべて主要な会計ソフトとの連携に対応しています。

すべての銀行が主要会計ソフトに対応

※主要会計ソフト=「freee」「マネーフォワード」「弥生会計」

日々の収支をリアルタイムで記録できるため、経費精算の手間が減り、確定申告の準備もスムーズに進められるため、手動でのデータ入力を減らし、効率的に経理を行いたい個人事業主にとって、会計ソフトと連携できるネット銀行は心強い味方になります。

ポイント5. 税金・社会保険の支払い対応

ネット銀行選びで見落としがちなのが、税金・社会保険料の支払いに対応しているかです。所得税や消費税、住民税、そして国民年金や国民健康保険料など、個人事業主は税金・社会保険の支払いを避けては通れません。

この支払いのために、わざわざ銀行窓口やATM、役所に出向き、長い待ち時間を消費するのは非常に面倒で、時間の無駄となります。特に繁忙期には、ただでさえ忙しい中で、支払いのためだけに時間を割かれるのは大きな負担です。

そこでおすすめしたいのが、「Pay-easy(ペイジー)」と「口座自動振替」に対応しているネット銀行を選ぶことです。

▼Pay-easy(ペイジー)
Pay-easyとは、パソコンやスマートフォンから、24時間いつでも、自宅や事務所にいながら、オンラインで国税(所得税、消費税など)や地方税、社会保険料の支払い手続きを完了できるツールです。わざわざ現金を用意したり、行列に並んだりする必要は一切ありません。

▼口座自動振替
口座自動振替とは、一度設定すれば、自動で引き落としをしてくれる便利なサービスです。国民年金保険料や国民健康保険料(自治体による)などで口座自動振替を設定できれば、毎回の支払い手続きの手間が省けるだけでなく、「うっかり払い忘れて延滞金が発生した」といった事態を防ぐことができます。

なお、税金・社会保険の「Pay-easy」「口座自動振替」の両方に対応しているのは「」だけです。

ネット銀行の口座開設で審査落ちする「6つの理由」

ネット銀行の「個人事業主口座」を開設する際は、「事業実態」や「信用情報」が厳しくチェックされるため、事前に審査基準を理解しておかなければ審査落ちすることがあります。

筆者がクライアントの口座開設を支援している経験では、以下の主要6つの理由で審査落ちする傾向にあると感じます

主要な「審査落ち」6つの理由
  • 理由1. 事業内容が不明瞭
  • 理由2. 事業実態が不明瞭
  • 理由3. 有資格ビジネスだが、資格を保有していない
  • 理由4. 申請書と登録書類の住所、他記載が不一致
  • 理由5. 個人事業主本人の信用情報に傷がある
  • 理由6. そもそも、書類に不備がある

「事業内容」や「事業実態」が第三者の目線からわからない、もしくは曖昧な場合、審査に通る可能性は一気に下がってしまいます。銀行は、マネーロンダリングを防ぐ目的から事業内容・実態がない人には銀行口座を開設しないよう金融庁からも厳しく求められています。

参考> 金融機関におけるマネロン・テロ資金供与・拡散金融対策について

そのため、口座開設の際には必ず事業内容や事業実態が確認できる資料・書類を用意しておくことが重要です

また、税理士・行政書士など資格が必要な業種では「資格証明書の提出」が求められます。コチラも事前に用意しておきましょう。

申請書の開業届や各種書類、身分証明書の住所が一致しないと、審査に落ちの原因になるでしょう。こちらも不正防止の観点から厳しくチェックされるため、書類の内容に誤りがないか注意が必要です。

なお、申請書の記入ミスや必要書類の不足も審査落ちの原因となります。記入ミスや提出不足で1発で審査落ちとはなりませんが、指摘を受けたらなるべく早く(理想は1営業日以内)、正しい資料の再提出をできるように心がけましょう。

個人事業主が事業用の口座を開設する3つのメリット

個人事業主が事業用口座を開設するメリットには主に3つあります。 

◆個人事業主が事業用口座を開設するメリット
  • メリット1. 取引先からの信頼を得やすい
  • メリット2. 資金繰りを把握しやすい
  • メリット3. 会計処理が楽になる

それぞれ詳しく解説していきます。

メリット1. 取引先からの信頼を得やすい

個人事業主専用の屋号付き口座を開設すると、取引先からの信頼を得やすくなります。個人のプライベート用の口座をそのまま使っていると、振込先の名義も個人名となり、取引先に不安を与えてしまいます。

一方、屋号付きの事業用の口座を利用すれば、「〇〇事務所」のように事業名を併記できるため、取引先に対して正式なビジネスとして運営していることを伝えやすくなります。また、新規の取引先や大手企業との取引では、事業専用の口座を持っていることが最低条件なこともあるのです

「この人は本気で事業に取り組んでいる」と印象付け、安心して取引をしてもらえるように、事業用の個人事業主口座を開設しておきましょう。

メリット2. 資金繰りを把握しやすい

事業用の銀行口座を持つことで、キャッシュフロー(資金の流れ)を正確に把握しやすくなります。


個人用と事業用の入出金を同じ口座で管理していると、どの取引が事業に関するものなのか判別しづらくなります。特に取引の回数が増えると、プライベートの支出と事業の経費が混ざり、資金管理が煩雑になりがちです。

一方で、事業専用の口座を持てば、入出金がすべて事業に関するものとして明確に区別できるため、格段に管理がしやすくなります。その結果、売上や経費の流れが可視化され、収支状況をリアルタイムで把握できるようになります。

さらにネット銀行であれば、24時間いつでも残高や取引明細を確認できるため、日々のキャッシュフロー管理もスムーズに行えます。特に、外出が多い個人事業主にとっては、スマートフォンで即座に口座状況をチェックできる利便性は大きなメリットです。

メリット3. 会計処理が楽になる

事業用口座を開設すると、確定申告や日々の会計処理が格段に楽になります。


個人のプライベート用の口座で事業の入出金を管理していると、確定申告の際に膨大な取引明細の中から事業に関連するものだけを抽出しなければなりません。この作業はとても手間なうえ、とてつもないミスを連発する原因にもなりえます。(税務調査でたくさん指摘を受ける原因にもなります)

一方で、事業用の口座を用意すれば、口座の取引履歴がそのまま会計資料として活用できるため、仕分け作業が大幅に簡略化されます。

さらにネット銀行は通常、会計ソフトとの連携機能が備わっているため、「freee」や「マネーフォワード」「弥生会計」と自動同期をすることができます。また、税理士に依頼する場合でも、整理された取引データを提出できるため、余計な手数料もおさえられるでしょう。

個人事業主がネット銀行口座を開設する際によくある質問

個人事業主がネット銀行の口座を開設する際に、よくある質問について解説します。

ネット銀行の口座開設でよくある質問

  • ネット銀行はやめた方がいい?
  • ネット銀行と普通銀行の違いは?
  • 個人のプライベートのネット銀行口座をそのまま事業用に使っても大丈夫か?
  • ネット銀行のセキュリティは安全か?
  • ネット銀行は実店舗がないが、サポートは大丈夫か?
  • 個人事業主が口座開設する際に必要な書類は?

それぞれの疑問について詳しく説明していきます。

事業用の銀行口座にネット銀行を選ぶのは、やめた方がいいですか?

ネット銀行の利用を迷う方もいますが、個人事業主にとっては多くのメリットがあります。振込手数料が安く、24時間365日利用できるうえ、口座管理がすべてオンラインで完結するため、コストを抑えながら効率的に資金管理ができます。

特に、頻繁に振込を行う事業主の方にはおすすめです。

ネット銀行と普通の銀行の違いは?

ネット銀行と普通銀行の違いは、以下の通りです。

▼ネット銀行と普通銀行の違い

  • 店舗の有無
  • 手数料
  • サービス内容

ネット銀行は実店舗を持たず、口座開設から取引まですべてオンラインで完結するため、振込手数料や口座維持費を低く抑えられるのがメリットです。

一方、普通銀行は窓口での相談や各種手続きが可能で、大口取引や融資を受ける際に有利になることもあります。どちらを選ぶべきかは、事業の規模や取引内容によって異なります。

コストを抑えつつ手軽に利用したい場合はネット銀行、対面でのサポートや融資を重視するなら普通銀行を検討するとよいでしょう。

個人のプライベートのネット銀行口座をそのまま事業用に使っても大丈夫?

税務上は問題ありません。しかし、プライベート支出と事業経費が混在し、経理処理が非常に煩雑になり、ミスも起こりやすくなるため、事業用とプライベート用で口座を明確に分けることを強くおすすめします。(確定申告の際に、本当に大変です)

ネット銀行のセキュリティは安全か?

各ネット銀行は、ワンタイムパスワード、二要素認証、取引モニタリング、不正送金対策など、様々なセキュリティ対策を講じています。セキュリティに関しては、店舗型の銀行・信用金庫などには見劣りしないと筆者は考えます。

ただし、利用者自身もパスワード管理を徹底する、不審なメールやSMSに注意するなど、基本的なセキュリティ意識を持つことが重要です。

ネット銀行は実店舗がないが、サポートは大丈夫か?

結論、全く問題ないと筆者は考えます。

多くのネット銀行では、電話、チャット、メールフォームなどによるカスタマーサポートを提供しています。サポート時間や対応内容は銀行によって異なりますが、一般的な疑問や手続きは、十分なサポートを受けられて解決するでしょう。ただし、対面相談にこだわりがある方については、店舗型の銀行(地方銀行・信用金庫・信用組合)に口座を開設することがおすすめです。

個人事業主が口座開設する際に必要な書類は?

個人事業主がネット銀行の口座を開設する際には、以下の書類が必要となります。

▼ネット銀行口座開設で求められる書類
  • 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
  • 開業届の写し(税務署に提出したもの)
  • 屋号付き口座を開設する場合は、事業に関連する書類(請求書、契約書など)
  • その他、銀行が指定する書類

銀行によって提出書類が異なるため、事前に公式サイトで確認し、不備のないよう準備しましょう。

個人事業主向けの銀行口座は「ネット銀行」がおすすめ!

個人事業主が事業用の銀行口座を開設するのであれば、断然、ネット銀行がおすすめです。

ネット銀行は、固定費用¥0で利用でき、振込手数料も安くプライベートと仕事の資金管理もラクにします。さらに、オンラインで24時間取引が可能なため、忙しい個人事業主でもスムーズに資金の取引ができるのです。

ネット銀行を選ぶ際は、「振込手数料」「口座開設の手間」税金や社会保険の支払いで活躍する「Pay-easyや口座自動振替への対応」をチェックし、自身の事業スタイルに合った銀行を選びましょう。

個人事業におすすめのネット銀行の比較表
※比較表は、横にスライドできます>>

スクロールできます
銀行名\ おすすめ「No.1」/
PayPay銀行

PayPay銀行


楽天銀行



住信SBIネット銀行

※個人口座の開設
おすすめ度
(5.0 / 5.0)
(3.5 / 5.0)
(2.0 / 5.0)
(1.0 / 5.0)
ネットバンキング
月額利用料
無料 無料無料無料
振込
手数料
同行宛
無料
他銀行宛 
145円
同行宛
55円
他銀行宛 
160円
同行宛
52円
他銀行宛 
3万円未満:150円
3万円以上:229円
同行宛
無料
他銀行宛 
77円
※個人口座
口座開設
最短日数
最短翌日最短即日最短2~3週間翌日以降
3営業日程度
屋号設定OK OKOKNG
携帯電話で
口座開設
ネットで完結ネットで完結郵送ネットで完結
※個人口座
スマホアプリありありありあり
※個人口座
提出書類
の種類(最低限)
3種類
・本人確認資料
・個人事業開業届出書
・事業内容確認書類
2種類
・本人確認資料
・個人事業開業届出書
3種類
・本人確認書類
・個人事業の開業届
・確定申告書
・マイナンバーカード
※個人口座
デビットカード発行 発行可
(Visa_logp)
 発行可
(Visa_logp)
 発行可
(jcb_log)
Pay-easy対応
(税金/社保支払い)
対応対応対応対応
口座自動振替
(税金/社保支払い)
対応非対応非対応非対応
対応ATMセブン銀行ATM / イオン銀行ATM / ゆうちょ銀行ATM などセブン銀行 / イオン銀行 / ローソン銀行 などみずほ銀行ATM / イオン銀行ATM / セブン銀行ATM などセブン銀行ATM / ローソン銀行ATM など
ATM手数料
(入出金)
110円3万円未満:165~330円
3万円以上:無料
220円〜275円 –
資金調達サービス概要なしビジネスローン
最大1,000万円
金利/1.8%~13.8%
楽天銀行ビジネスローン
100~1億円
金利/不明
なし
公式HP公式サイト>公式サイト>公式サイト>

本記事を参考に、あなたに合ったネット銀行の口座を利用してみてください。

なお、本業のコンサル事業でいくつものネット銀行の口座開設を支援してきた筆者が1番おすすめするネット銀行は 「」 です。

なぜなら「手続きはオンライン完結(最短10分)」、「最短翌日に開設」、「各種手数料は最安クラス」、「携帯電話で開設OK」「屋号付き口座も対応」と、デメリットが見当たらないからです。

そのため、特段こだわりがなければ下記サイトにアクセスして、「GMOあおぞらネット銀行」だけでも口座開設しておくことがオススメです。(登録は10分ほどで完了します)

イチオシの「個人事業主」口座

\オンライン完結で開設!!/

特徴やメリット

  • 口座開設はネットで完結
    開設作業は最短10分で完了
    ※開設は【簡単3ステップのみ】
  • 「屋号付き」の口座が作れる
  • 携帯電話でも開設OK
  • 提出書類は3つ!最短翌日で開設
  • 各種手数料「最安クラス

\ ネット完結!最短10分で完了!/

安心・安全のGMOグループが運営!

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