導入目的1位「急な支払いへの対応」39.9%
メインでの活用は35.6%に成長
中小・ベンチャー企業の資金調達支援を行う株式会社融資代行プロ(本社所在地:東京都港区、https://financing.web-matching.com/)は、請求書カード払いサービスを利用したことがある経営者・役員・自営業303名を対象に「請求書カード払いの活用実態調査」を実施しました。
その結果、請求書カード払いサービスの導入目的の1位は「急な支払いへの対応」(39.9%)となり、計画的な資金繰り改善よりも緊急対応としての活用が先行している実態が明らかになりました。
メインでの活用は35.6%と急成長しているものの、手数料についても約4割が割高に感じています。この背景には、融資など根本的な資金調達手段への移行が進んでいない実態があると推測されます。
■ 調査概要
- 調査期間:2026年3月17日
- 調査対象:請求書カード払いサービスを利用したことがある経営者・役員・自営業
- 有効回答数:303名(男性254名/女性49名)
- 年代内訳:20代:16名/30代:50名/40代:91名/50代:81名/60代以上:65名
- 職業内訳:経営者・役員:132名/自営業:171名
- 調査方法:インターネット調査
※複数回答設問のパーセンテージは、有効回答者数を母数として算出しています。
※データは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。
■ 調査結果のまとめ
- 最も利用されているサービスは「三井住友カード請求書カード払い」(26.7%)、次いで「JCB」(25.4%)、「マネーフォワード」(15.8%)
- 利用比率はメイン活用が35.6%に成長、約4割(40.9%)が「必要な時のみ」のスポット活用
- 導入目的1位は「急な支払いへの対応」(39.9%)、計画的な「資金繰りの改善」(27.1%)を上回る
- 得られたメリット1位は「すぐに使える」(32.7%)、次いで「急な資金需要に対応できた」「融資より手続きが簡単」(ともに23.1%)
- 課題の1位は「対応する仕入先が少ない」(21.1%)、次いで「利用限度額が低い」(19.8%)
- 手数料については「妥当」(30.7%)と「やや高い」(30.4%)がほぼ同率、「かなり高い」(12.9%)を合わせると約4割が割高感を感じている
■ 引用に関するお願い
アンケート結果を引用する場合は「引用:株式会社融資代行プロ」と記載し、URL(https://financing.web-matching.com/)をリンクしてください。
請求書カード払いの利用数「三井住友カード」「JCB」が多数、大手2社が利用される傾向に

最初に「利用したことがある請求書カード払いサービスを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、最も多かったのは『三井住友カード請求書カード払い』で81人(26.7%)でした。次いで『JCB請求書カード払い』が77人(25.4%)、『マネーフォワード 請求書カード払い』が48人(15.8%)、『弥生 請求書カード払い』が45人(14.9%)と続いています。
上位2位は、三井住友カードとJCBという既存の大手クレジットカードブランドが占める結果となりました。三井住友カードは最短即日振込・手数料3%、JCBは手数料2.98%をそれぞれ強みとしており、すでに保有しているカードの延長線上でそのまま利用できる手軽さが、選ばれる背景にあると推測されます。(※)
(※)2026年4月時点での情報です。
一方で、マネーフォワードや弥生といった会計ソフトと連携したサービスも一定の利用があり、経理業務と一体化した運用を重視するニーズもあると推測されます。
利用比率は「必要な時のみ」が約4割、メイン活用は35.6%にとどまる

次に、請求書カード払いサービスの利用頻度を明らかにすべく「請求書カード払いの利用頻度を教えてください」と質問したところ、最多は『ほぼ必要な時のみ使用している(支払い全体の10%未満)』で40.9%でした。次いで『メインで使用している(50%以上)』が35.6%、『補助的に使用している(10〜50%未満)』が22.4%という結果になりました。
メインで活用している層は35.6%に成長している一方、約4割が「必要な時のみ」のスポット利用に留まっています。
この結果から、請求書カード払いサービスの性質通り、メインでの利用ではなく、緊急時の一時的な手段として利用されていることが改めて明らかとなりました。
利用頻度は「不定期」が最多─定期活用より場当たり的な利用が中心

請求書カード払いサービスの利用頻度については、ほぼ必要な時のみ使用しているケースが約4割であり、支払いの一時的な手段として利用されている実態が明らかとなりました。一方、時間軸で見た場合、利用頻度はどの程度なのでしょうか?
そこで「請求書カード払いをどのくらいの頻度で利用していますか?」と質問したところ、『不定期』が23.1%で最多回答数でした。次いで『月に複数回』が21.5%、『ほとんど利用していない』が60人(19.8%)と続いています。
「不定期」と「ほとんど利用していない」を合わせると42.9%にのぼり、約4割が、必要な場面でのみ利用するスポット活用にとどまっていることがわかります。前設問で導入目的の1位が「急な支払いへの対応」だったこととも一致しており、緊急時の一時的な手段として位置づけている経営者が多い実態が改めて示されました。
一方、週次以上の定期的な利用(週に複数回:8.3%・週に1回程度:13.2%)を合わせると21.5%となっており、一部の経営者は、請求書カード払いを日常的な資金管理の手段として活用している実態も浮き彫りになりました。
導入目的は「急な支払いへの対応」が最多、緊急時の資金手当てとして活用

次に、請求書カード払いサービスの利用目的を把握すべく「請求書カード払いを導入した主な目的を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、最多は『急な支払いへの対応』が121人(39.9%)でした。次いで『決済の簡素化』が97人(32.0%)、『資金繰りの改善』が82人(27.1%)、『支払期間の延長』が76人(25.1%)と続いています。
導入目的で最も多かったのが急な支払いへの対応であり、請求書カード払いが、緊急時の資金手当ての手段として導入されていることが、改めて明らかとなりました。登録~利用まで審査等が不要、最短で当日の振り込みが可能な請求書カード払いサービスもあり「今すぐに支払いたい」という時に最も利用されるようです。
また「資金繰りの改善」(27.1%)や「支払期間の延長」(25.1%)が続いており、定期的な利用というよりも、あくまで緊急対応の延長線上にある活用が中心となっています。
メリットの1位は「すぐに使える」、スピードが最も大きな利点

実際に請求書カード払いサービスを利用したことがある方は、具体的にどのようなメリットを得られたのでしょうか?
そこで「請求書カード払いの利用で得られたメリットを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、最も多かった回答は『すぐに使える』で99人(32.7%)でした。次いで『急な資金需要に対応できた』と『融資より手続きが簡単』がともに70人(23.1%)、『手数料が安い』が67人(22.1%)と続いています。
メリットの1位・2位が『すぐに使える』『急な資金需要に対応できた』とどちらもスピード感で共通しており、導入目的の1位が『急な支払いへの対応』であったこととも一致しています。このことから、即日対応できるスピード感が、請求書カード払いの最大の価値として認識されていることは明白です。
また、同率2位の『融資より手続きが簡単』は、銀行融資のような審査・書類準備が不要で、Webで手続きが完結する手軽さが評価されていると考えられます。支払いに対応しようと考えた時に、手続きの煩雑さがネックとなり、請求書カード払いに流れている経営者が一定数存在することが窺えます。
課題では「対応する仕入先が少ない」が最多、すべての支払い使えない点がネックか

請求書カード払いサービスには、メリットだけでなく、当然デメリットもあります。実際に利用した方は、どのような点をデメリットと感じたのでしょうか?
そこで「請求書カード払い利用時の課題・困ったことを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、最も多かった回答は『対応する仕入先が少ない』で64人(21.1%)でした。次いで『利用限度額が低い』が60人(19.8%)、『対応している請求書が限定的』が50人(16.5%)、『手数料が高い』も50人(16.5%)と続きます。
課題で最も多かったのが「対応する仕入先が少ない」(21.1%)は、サービスの仕様上、多くの場合で国内法人への支払いに限定されており、個人事業主などへの支払いには利用できないことが背景にあるのでしょう。また、仕入先の業態や取引形態によっては利用できないケースが生じるため、活用範囲に制約を感じている経営者が多い実態が窺えます。
2番目に多かった「利用限度額が低い」(19.8%)は、請求書カード払いサービスがクレジットカードの利用枠内に限られるため、大きな支払いには対応しきれないケースが多いことが窺えます。
資金需要が大きい場面では、請求書カード払いだけでは補いきれず、融資など、ほかの資金調達手段との併用が必要になる場面が多いと予想されます。
手数料について「妥当」と「やや高い」がほぼ同率、約4割が割高感を感じながら利用を継続

一般的に、請求書カード払いサービスの手数料率は3~4%程度が相場です。それでは実際、請求書カード払いサービスの利用経験者は、この手数料率をどのように感じているのでしょうか?
そこで「請求書カード払いの手数料率について、どう考えていますか?」と質問したところ、『妥当だと思う』が30.7%、『やや高いと感じる』が30.4%で、この2つがほぼ同率で並びました。「妥当」(30.7%)と「やや高い」(30.4%)がほぼ同率で拮抗している背景には、手数料の負担感が、利用目的や頻度によって異なることが考えられます。
「妥当」と感じる層は、緊急対応として一時的に使う場合は、多少の手数料を許容できるのでしょう。一方で「やや高い」と感じる層は、定期的に活用する場合はコストが積み重なるため、一定の割高感が生じやすいと推測されます。
なお、『かなり高いと感じる』の39人(12.9%)と『やや高いと感じる』を合わせると、約43%が手数料に対して割高感を感じていることになります。「高い」と感じながらも利用を継続している方は、それだけほかの資金調達手段の利用が難しい、あるいは緊急性が高い状況での利用が多いのではないでしょうか。
請求書カード払いの利用経験者からアドバイスを頂きました
これから請求書カード払いの利用しようと考えている方の参考になるように、最後に「これから請求書カード払いの利用を検討している方に向けて、自身の経験談を基にしたアドバイスをお願いします」と自由回答で尋ねてみました。
そうすると、回答はいくつかのテーマに集中しています。
特に目立った回答が「計画的な利用を心がけるべき」という声です。請求書カード払いサービスの便利さの裏にあるリスクを、実体験として伝える声が目立ちました。
▼ 計画的な利用を勧める声
「カード払いは確かに便利だが、頼りすぎるとカード代金の決済に追われるハメになるので苦しさもある。」(67歳男性/経営者・役員/その他)
「請求書カードのどこの部分を払ったか忘れてしまうことがあるので、請求金額は常に把握しておく必要があります。」(69歳男性/経営者・役員/金融・証券・保険業)
「使い方を間違えると資金繰りが破綻する。」(67歳男性/経営者・役員/その他)
また、多かった回答として「手数料・コストを踏まえた上で検討すべき」がありました。
▼ 手数料・コストを踏まえた検討を勧める声
「手数料も高めなので、補助的に利用したほうが良いと思います。各社で利用条件が異なるので、いろいろ比較検討をして、慎重に業者を決めた方が良いと思います。」(52歳男性/経営者・役員/情報通信業)
「大口の支払いにはあまり向いていないが、小口の支払いには仕事の効率が上がりとても便利です。」(57歳男性/自営業/建設業)
「事業効率が上がり、手間やコストが省けるが、金銭的なコスト以外のものも考えてみるべきだと感じる」(43歳男性/自営業/サービス業)
一方で、急な資金需要がある場面で、サービスの有効性を評価する声も多く寄せられました。
▼ 急な資金需要への有効性を伝える声
「キャッシュフローに余裕が生まれるのが最大のメリットでした。出費が重なる時期は助かりました。」(40歳男性/自営業/情報通信業)
「自身の収支の状況を把握し、適切なタイミングで利用すればかなり便利でメリットがあるサービスだと感じる。」(44歳男性/経営者・役員/情報通信業)
「支払い期日延長手続きが簡単にできるのがメリット。自営業だが、資金繰に役に立つ。クレジットカード払いもするが、請求書カード払いでもポイントがつくし、手数料も安いと思う」(67歳女性/自営業/教育業)
また、サービスの条件確認や比較検討の重要性を伝える声も複数見られました。
▼ サービス比較・事前の確認を勧める声
「対応している自治体・企業がバラバラなので、自分にあった利用の仕方を検討すべき。」(65歳男性/自営業/農業・林業・漁業・鉱業)
「取引の種類や商品の種類によっては利用できないことがあるので、あらかじめしっかり確認しておくことが必要。」(47歳男性/自営業/その他)
これらの声からは、請求書カード払いは緊急時の資金手当てとして有効な手段である一方、手数料コストの積み重ねや過度な依存が経営上のリスクになりうることを、利用経験者自身が実感していることが窺えます。
※誤字脱字の修正および可読性を高める目的で、回答に一部修正を加えております。修正による回答内容の変更はありません。
請求書カード払いはスポット活用にとどまる、根本的な資金繰り改善が必要か
今回の調査から、請求書カード払いは「急な支払いへの対応」を主な目的として導入され、「すぐに使える」スピード感が最大のメリットとして評価されている実態が明らかになりました。利用頻度も「不定期」が最多で、約4割が必要な時のみのスポット活用にとどまっています。
計画的な資金管理の手段としてではなく、緊急時の一時的な手段として位置づけられていることが改めて明らかとなりました。
手数料については約4割が割高感を感じており、これはほかの資金調達手段の利用が難しい、あるいは緊急性が高い状況での利用が多いことを示しているのではないでしょうか。
根本的な資金繰り改善には至っていない経営者が多い、と言えそうです。
請求書カード払いの「緊急対応依存」から抜け出すために─株式会社融資代行プロの支援サービス
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株式会社融資代行プロでは、請求書カード払いサービスの「緊急対応依存」を脱却するため、資金調達・財務課題に対して以下のサービスで支援しています。
▼ 融資コンサルティング
今回の調査では、「銀行融資の代替」として請求書カード払いを導入した経営者が13.9%存在しています。本来は融資で解決すべき資金需要を、手数料コストの高い手段で補い続けることは、長期的な経営コストの増大につながりかねません。
そこで、銀行・信用金庫・日本政策金融公庫など金融機関に10年以上在籍した元金融機関出身者が、融資戦略の立案から申込書類の作成・手続きまでを成果報酬でサポートします。着手金・相談費用は無料です。
融資代行・コンサルティング「融資代行プロ」:https://financing.web-matching.com/lp/loan-agency/
▼ 財務コンサルティング
導入目的1位が「急な支払いへの対応」であるという調査結果は、計画的な資金管理ができていないことの裏返しとも言えます。
緊急対応に追われる資金繰りの根本を改善するために、財務戦略・資金調達・金融機関対応など、中堅企業の財務課題をワンストップで解決し、財務体質の強化を図ります。
財務コンサル「御社の財務責任者」:https://financing.web-matching.com/lp/financial-consulting
▼ 社外CFOサービス「御社の社外CFO」
導入目的1位が「急な支払いへの対応」であり、約4割がスポット活用にとどまるという調査結果が出ています。つまり、計画的な財務管理の体制が整っていない経営者が多いと推測されます。
社外CFOサービス「御社の社外CFO」では、ファンド・投資銀行・銀行・財務コンサル出身者など、ベンチャー企業のファイナンスに精通したプロフェッショナルが、資金調達戦略の立案・実行からKPI設計・予実管理まで、月額10万円〜でハンズオン支援します。CFOを雇用することなく、必要なときに必要なだけCFO機能を活用できます。
社外CFOサービス「御社の社外CFO」:https://financing.web-matching.com/lp/cfo-outsourcing/
■ その他サービス
創業融資コンサル:https://financing.web-matching.com/lp/founding-loan/
事業計画書の作成代行:https://financing.web-matching.com/lp/businessplan-agency
リスケコンサル:https://financing.web-matching.com/lp/reschedule/
会社概要
- 会社名:株式会社融資代行プロ
- 所在地:〒107-0062 東京都港区南青山2-2 5F
- 設立:2024年2月8日(創業:2020年1月8日)
- 事業内容:銀行融資等の資金調達支援事業、融資等コンサルティング、財務コンサルティング、銀行融資等コンテンツ制作
- 公式サイト:https://financing.web-matching.com/
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