事業を続けるうえで、資金調達は欠かせません。
資金調達には、
- 銀行などの金融機関から、融資を受ける
- ベンチャーキャピタルなどから、出資してもらう
- 国や市区町村の、助成金・補助金を活用する
などの方法がありますが、いずれも準備に多大な時間と手間がかかります。
また、資金調達先として「銀行」や「日本政策金融公庫」を真っ先に思い浮かべる方も多いと思いますが、これらは融資実行までに時間がかかり、最悪の場合、融資が下りないこともあります。
そこで今回は、今すぐ簡単に資金を調達できる裏ワザをご紹介しますので、お困りの方はぜひチェックしてみてください。
裏ワザ的資金調達方法7選
日々の運営だけでなく、新しいプロジェクトを始める際にも、なにかと資金は必要です。
数十万円から数千万円まで、必要となる資金は事業内容によっても違いますが、これだけの金額をすぐに用意するのは簡単ではないでしょう。
そこで、急に資金が必要になったときに試してみたい資金調達方法をチェックしてみましょう。今回は、下記の7つの方法をご紹介するので、試せそうなものがないか確認してみてください。
- カードローンで借りる
- ビジネスローンで借りる
- クレジットカードのキャッシングで借りる
- 質屋を利用してお金を借りる
- ファクタリングを利用する
- 知人、友人から借りる
- 手形割引を利用する
1. カードローンで借りる
金融機関のキャッシュカードを持っている場合は、このカードを利用してローンを組むことができます。
カードローンは、保証人や担保なしで資金を調達できるという特徴があります。自己資金が少なく融資を受けられないという方でもカードローンなら取り入れやすいです。
また事業の融資や助成金などは、使用用途が限られており、企業の運営以外にお金を使うことは原則禁止されています。しかし、カードローンなら、調達した資金はどのように使っても大丈夫です。
カード会社によっては事業資金としては使用できない可能性もありますので、ローンを申し込む前に確認しておきましょう。さらに、カードローンは限度額以内であれば何度でも借りられるという特徴もあります。
少しずつ、必要な分だけ資金を調達できるという点は大きなメリットといえるでしょう。カードローンは審査も短く、即日お金を手にできるものもあります。
すぐに資金を調達したい、少額を何度か借りたい、手軽にお金を借りたいという方はカードローンを試してみてください。
2. ビジネスローンで借りる
ビジネスローンは、事業者向けのローンです。法人向けの無担保のローンですので、事業に使うお金を借りたいという方はカードローンよりもビジネスローンの方が使いやすいでしょう。国内の金融機関の多くがこのビジネスローンを取り扱っています。
法人ローン、自営業ローン、事業者ローンなど名称も違いますので、一度金融機関に問い合わせてみましょう。金融機関だけでなく、最近はカード会社や消費者金融もこのビジネスローンを取り扱い始めました。
カード会社、消費者金融のビジネスローンは審査が早く、すぐに資金を調達できます。一方で金利が高いというデメリットもありますので、利用する際は慎重に返済計画を立てましょう。
3. クレジットカードのキャッシングで借りる
クレジットカードのキャッシングを利用するという方法もあります。少額だけ借りたいという場合はこのキャッシングでも十分補えるでしょう。
クレジットカードは、ショッピングに使うだけでなく、ATMでお金を引き出せる機能もついています。元からキャッシング枠を設定していれば今すぐにでもお金を引き出せます。
また設定をしていなかった場合でも、変更の手続きは簡単です。しかしカードローンと同じように、事業者向けの資金としては利用できないケースもあります。
事業の資金として利用する場合は、自己資金から立て替えてキャッシングを利用しましょう。キャッシングは手軽にお金を借りられる、少額のお金を借りられるというメリットがある一方で、金利が高く、多額の借入ができないというデメリットもあります。
手軽なのでつい何度も利用してしまうと、クセになってしまうということもあるので注意しましょう。
4. 質屋を利用してお金を借りる
価値ある物品を多く持っている場合に便利なのが質屋です。昔ながらの方法ではありますが、現在でも利用している方は多くいます。
ブランド品、宝石、着物などの価値の高いものを質屋に預け、その価値の分だけのお金を借りられます。お金を返したらその品物は返品され、お金を返せなかった場合は質に預けた品物がそのまま質屋の商品になります。
お店に品物を持っていけばその場で現金を手にできるので、なにかを申請するなどの手間もありません。
しかしそこまで多額のお金を借りられるわけではなく、どんなに価値が高いと思っていても、プロの査定士が鑑定すると金額をつけてもらえない品物もたくさんあります。
資産価値があるものを持っていない人はこの方法を利用できません。
5. ファクタリングを利用する
ファクタリングとは、ファクタリング会社に売掛債権を売却し、現金化するという仕組みのことです。
サービスや商品を提供しても、その売上が手に入るのは月末や来月になってしまうという場合、ファクタリングを利用するとその売上分をすぐに手にできます。そして月末や来月に手にするはずだった売上金を、ファクタリング会社に振り込むという仕組みです。
売上はあるものの資金繰りが厳しいというときに活用できます。
ファクタリングは借入ではなく、売上金額を売却するといった仕組みなので、当然担保も保証人も必要ありません。売上金の回収はファクタリング会社が行ってくれるので、取引先の未払いが起きてもこちらには責任がないというメリットもあります。
ファクタリングには2種類があります。
「3社間ファクタリング」は取引先が直接ファクタリング会社に支払いを行います。手軽ではありますが、取引先に経営難であることが発覚してしまうというデメリットがあります。
「2社間ファクタリング」は取引先にファクタリングを利用していることを通知せずに利用できます。
いずれの方法が自社に合っているのかを検討しつつ、最適な方法を選びましょう。
6. 知人、友人から借りる
裏ワザとしては少し微妙ですが、事業に理解のある知人や友人、親族がいる場合は、その人から借りるという方法もあります。共同経営者、経営者同士のコミュニティ、友人など、相談に乗ってくれそうな人を探してみましょう。
この場合、融資やローンのように金利が必要ないことが多く、期限も緩めに設定してもらえます。
しかしこの方法は、非常に高いリスクをともないます。人によっては「お金を貸してほしい」といわれるだけで不快感を示す場合もあり、そうなると今後の関係に悪影響を及ぼします。
また、実際に決めた期日までに返済できない場合は信頼関係も傷つきます。借りる際にきちんと契約書を作成していないと、相手から返済期限を早められたり、利息を上乗せされてしまうなどのトラブルにもつながります。
人間関係の悪化は、お金だけでなく多くのものを失います。知人や友人から借りるのは簡単に思えますが、最終手段として取っておくようにしましょう。
7. 手形割引を利用する
入金前の手形を銀行や手形割引業者に売り、現金にするという方法です。ファクタリングと似た方法で、こちらも返済する必要はありません。
手形割引業者のなかには、即日お金にしてくれる業者もあります。すぐに現金が欲しい場合に有効です。
しかし手形に不備があると現金化できず、時間がかかってしまうので注意しましょう。
さらに手形割引は、信用度が低いと審査に落ちる可能性もあります。不渡り手形になってしまった場合は、代わりにそのお金を返済しなければならない義務も発生します。
ファクタリングなどの方法よりやや複雑ですので、専門知識がない方にとっては難しいでしょう。
最大の裏ワザは融資業務の代行委託!
資金調達の裏ワザにはいくつかの方法がありますが、より早く正確に安心して資金を調達したいという方におすすめなのが、私たち「中小企業の資金調達プロ.com」のような、融資業務の代行委託サービスを活用することです。
プロに資金調達を依頼することでさまざまなメリットを得られますし、本来難しい銀行融資も受けやすいです。
資金調達の代行委託にはどのようなメリットがあるのか、また、選定する際のポイントをチェックしていきましょう。
メリット1:融資までのスピードが早くなる
資金調達の代行委託では、書類の用意や手続きなどの面倒なことをすべて引き受けてくれます。本業の隙間時間に書類を用意するという手間も省け、スピーディーに融資の申請ができます。
さらに企業によっては面談にも付き添ってくれるため、事業を始めたばかりで面談に慣れていない方でも安心です。資金の調達、運用のアドバイスもしてくれるので、ひとりで悩み失敗する可能性を最小限に留められます。
融資業務に割いている時間は、本来なら事業に充てられる尊い時間です。その時間を、大幅に削減できることは大きなメリットの1つでしょう。
メリット2:融資の金額が増え、金利も下がる(かも)
その代行業者が創業支援の認定支援機関ならば、融資までのスピードが早くなる、金利が低くなるなどのメリットもあります。信用度も高くなり、より融資の審査に通りやすくなります。
着金までの期間も短くなるので、すぐにお金が必要という場合には、その代行業者が創業支援の認定支援機関かどうかも確認しましょう。
選定ポイント:融資の代行委託の手数料
代行委託業者を利用する際に気をつけるべきは、その委託にかかる費用です。
費用はその業者によってもさまざまですが、融資額の3%から5%程度を手数料として差し引かれることが多いようです。
事業に関する資金は少しでも惜しみたくないものですが、代行業者に委託することで金利を下げてもらったり、税理士を雇うコストを削減できたりといったメリットを考えると、だいたいは相殺されることが多いようです。
また、費用面については別の注意点があります。「着手金」や「オプション料金」、また、「顧問契約が必須」など別途料金が多くかかるサービスもあるようです。
着手金やオプションが必要な業者の場合、融資の審査に受からなくても着手金は取られてしまいます。顧問契約が必須の場合も、同様です。
そのため、できるなら融資成功の成功報酬以外には費用が発生しない業者を探すように心掛けましょう。
代行委託業者探しは慎重に!
資金調達を代行してくれる業者にはさまざまな特徴があります。
- 大型の融資が得意な業者
- 中小企業向けの融資が得意な業者
- 創業資金の調達が得意な業者
- 資金繰りについての知識が豊富な業者
などなど。さらに過去にどんな実績があるか、成功率はどれくらいなのかなどもチェックしておかなければなりません。
自分の企業には今どんな資金が必要なのか、どんな悩みを抱えているのかを明確にした上で代行業者を探すと、悩みに適したサポートを受けられます。
知識がないまま適当に代行業者に依頼してしまうと、思うように資金を調達できなかったり、赤字になってしまう可能性もあります。
無料で相談を受け付けている代行業者はたくさんありますので、相談し、見積もりをもらい、さまざまな業者を比較してみましょう。
メジャーな資金調達を自身で行うと時間がかかる
事業の資金調達のなかでも最もメジャーなのは、銀行や信用金庫など金融機関からの融資です。
銀行融資は一度審査に通ると多額の資金を融資してもらえますが、上述したように手続きが煩雑で時間も多大にかかります。
例えばまず、融資の審査を受けるために必要な書類を集めるのが大変です。
書類を取り寄せるのに数週間かかったり、書類に少しでも不備があると審査から落ちてしまいます。何度も書類を突き返されて、また提出して…と繰り返すことで、なかなかお金を手にできません。
また、銀行の融資担当者の「実力が無い」場合、「経験年数がない」場合も融資までに時間がかかります。
面談時に質問しても曖昧に回答されたり、こちらの話をきちんと聞いてくれないと感じた場合は要注意です。質問内容、話した内容はきちんと文書に残す、ボイスレコーダーに残すなど、あとから指摘できる用意もしておきましょう。
書類を提出し、面談が終わって、ついに審査に通ったとしても、実際に資金が振込まれるまでにはかなりの時間がかかります。銀行の担当者、支店長、さらに本店にまで書類を回されることもあります。
実際にお金を手に出来るのは書類を提出し、面談を行ってから1ヵ月から2ヵ月程度はかかります。その間の資金をどのように調達するかについてもしっかり検討しておきましょう。
【まとめ】裏ワザを駆使して迅速かつ手軽に資金を調達しよう
資金調達で役立つ裏ワザを7つ、ご紹介いたしました。
資金調達は面倒で時間がかかるものが多いですが、今回ご紹介した方法なら、一時的、かつリスクはありますが、簡単にお金を手にすることができます。
しかし何度も利用していると信用を失ったり、クセになってしまう可能性もあるので、普段は慎重に利用することをおすすめします。
融資をもっと手軽に受けたい、スムーズに進めたいという方は、私たち「中小企業の資金調達プロ.com」のような代行業者に委託するのがおすすめです。
面倒な書類の作成、手続き、面談などをお任せして、本業に集中しつつ手軽に資金を調達しましょう。